ロコモ対策ピラティス「ロコピラ」とは

「ロコピラ」とはロコモティブシンドローム(通称ロコモ)とピラティスを合わせた言葉です。

筋肉や骨、関節などの障害や衰えにより、「立つ」「歩く」などの機能が低下した状態をロコモティブシンドローム(通称ロコモ)といいます。

ロコモが進行すると要介護や寝たきりのリスクが高くなります。

 

では今からあなたがロコモかどうかチェックしましょう。

 

【ロコチェック】

1.片脚立ちで靴下が履けない

2.家の中でつまずいたりすべったりする

3.階段を上がるのに手すりが必要である

4.家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)

5.2キロ程度の買い物をして持ち帰るのが困難である(1Lの牛乳パック2個程度)

6.15分くらい続けて歩くことができない

7.横断歩道を青信号で渡り切れない         <日本整形外科学会より>

 

7つのロコチェックに1つでも当てはまった方はすでにロコモです。

7つに当てはまらなくても、腰が痛い、膝が痛いなど体を動かすとどこかに痛みや違和感がある方。それはすでにロコモになっているかもしれません。

 

ロコモの主な原因は加齢による運動機能の低下です。40歳頃から衰えはじめ50歳を過ぎた頃から急激に低下します。

男性よりも筋力が弱く、骨粗しょう症の影響を受けやすい女性はロコモになりやすいとされています。

骨密度と筋力量.png(出典 大正製薬HP)

実際、2009年の調査によると40歳以上のロコモ対象者(予備群)は男性2100万人、女性2600万人いると推定されています。(東京大学医学部付属病院 特任准教授吉村典子らの調査/2009年)

女性の方がロコモになるリスクは高いのです。

そのため女性は40歳を過ぎた頃からロコモ対策を始める必要があります。

骨や筋肉を鍛えることが加齢による運動機能の低下を食い止めます。ロコモ対策に定期的な運動が必要なのです。

 

では、どんな運動がいいのかというと私はピラティスをお勧めしています。

ピラティスは、ドイツ人ジョセフ・ピラティスが考案したエクササイズです。

ピラティス.jpg

第一次世界大戦時、イギリスで負傷兵のリハビリとしてピラティスを指導していた歴史があります。戦後にはアメリカでダンサーたちに「怪我の改善に効果的」と評判を受けました。

ピラティスは体を回復させるためのエクササイズなのです。

 

ピラティスをお勧めするもう一つの理由は、ピラティスは姿勢改善のエクササイズだからです。

私たちは運動をしなければ、姿勢を支える筋肉は加齢によってどんどん衰え、背骨が潰れて硬くなり、歪んだ姿勢になってしまいます。その結果体の痛みとなり、ロコモへとつながっていきます。

姿勢比較.jpg

ピラティスは頭を正しい位置に置き、首と背中を伸ばしながら体を動かします。これが姿勢を支える筋肉の強化につながります。姿勢が整うと体は自然と動きます。楽に歩けるようになり身体を動かすのが楽しくなり、結果下半身の筋力やバランス力の向上につながります。

どんな運動をするにしても姿勢はとても大切です。体作りにピラティスは最適なのです。

 

そしてロコピラは45歳から55歳の女性かというと(もちろんこれ以外の方でもご参加いただけます)、ロコモでもお話ししたように40歳以上の女性のロコモリスクが高くなりロコモ対策が必要になるからなのですが、もうひとつ理由があります。

スポーツ庁の調べによると週に1回以上運動している割合が一番少ないのが40歳から49歳の女性なのです。6割の方が定期的な運動をしていません。

ロコモリスクが高いのに運動習慣が身についていないのです。

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私はロコモ対象者(予備軍)を減らし、健康で充実した日々を送る人を増やしたい。そう願っています。

その第一歩として45歳から55歳の女性から始めていきたいと思い、このロコピラを始めました。

ロコピラで

・定期的な運動習慣

・正しい姿勢

を身につけ、いくつになっても体の痛みを感じることなく、楽に歩ける身体を手に入れ、人生を楽しみましょう。